ときおり暑い日が出てきた中、季節の変わり目でまだ身体が暑さに慣れておらず、体温調節が上手に出来なかったり、換毛期が済んでいない場合、冬毛を纏ったままでより一層暑さを感じてしまうことも要因ですが、
「梅雨の湿度」も大きく関係してきます。
雨の日はもちろん、雨が降りそうで降らないような天気の時に湿度は上がります。
湿度が高いと、体感温度は実際の気温より高くなります。
ワンちゃんネコちゃんは、人と違って全身には汗腺がなく、鼻や肉球から汗を発散します。またワンちゃんはハァハァと口呼吸することで熱を外に逃がそうとします。しかし、湿度が高いと、その少ない場所からの発散熱もうまく蒸発してくれません。
そのため体内に熱がこもってしまい、熱中症を引き起こすのです。
(※ワンちゃんでは普段から口呼吸を見かけますが、ネコちゃんの口呼吸は珍しく、呼吸器疾患の可能性もありますので見かけたら必ず診察を受けるようにしましょう。)
ワンちゃんは散歩のタイミングにも注意したいですね。
雨上がりは湿度が高く、日中から夕方にかけての雨上がりは暑さと湿気でサウナの中のような状態になってしまうことがあります。
ワンちゃんは人より地面に近い分、アスファルトからの放熱を受けて体感温度も高くなります。飼い主さんが外に出た時、立ったままで大丈夫と感じても、直接地面を触って、本当に大丈夫なのかを確認してあげて下さい。
八戸の梅雨は長雨もあまりなく、わりと寒い傾向にはありますが、それでも油断は禁物です。
涼しく、陽が照っていないくても、高湿度の日の閉め切った室内や車内は湿気により気温も上昇します。動物たちをそういった中でお留守番させるのは危険な場合があることは前述した通りです。
温度管理と同じくらい湿度管理も重要で、梅雨時期にも熱中症が起こり得るということを忘れずに過ごして下さいね!
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