寒さの辛い季節になりましたね。
ご家庭ではそれぞれ暖房器具がフル稼働していることと思います。
人間だけでなく、ワンちゃん・ネコちゃんたちにも寒さ対策を考えてあげましょう。
[2回]
ご存知の通り、温められた空気は高いところへと上ります。
我々人間の生活空間が暖かく過ごしやすい温度でも、床はどうでしょうか。
元気な若いネコちゃんは室内でも暖かい場所を探して上下移動をすることが可能です。
しかし、子猫や筋肉量・運動量の落ちた老猫、そしてワンちゃんたちは、我々よりも低い位置で生活しています。
また、お腹側の毛の方が他より薄いため、下からの寒さに敏感です。
動物たちがいつも過ごす場所が冷たくはないか、隙間風などを感じないか、しゃがんで触って飼い主さん自身が確かめてみましょう。
必要であればハウスの上から掛け布をしてあげたり、敷物を増やしてあげたり、湯たんぽやペットヒーターを準備してあげるなど工夫をしてあげましょう。
その際は、暖房器具で火傷や低温火傷をする心配がないか確認することを忘れないで下さい。
また、寒さを感じたとき、あるいは暑くなったときと動物たち自身が場所を移動して選ぶことが出来るようにすることも重要です。
なかにはこたつの中で寝てしまい、気づかないうちに脱水症状に陥っている場合もあります。
時には暖房器具の付けっぱなしが悪影響を及ぼすことも忘れないで下さい。
ベッドのある場所だけでなく、水飲み場やトイレがある所も暖かくしてあげる必要があります。
寒い場所にあると、ギリギリまでトイレを我慢したり、水をあまり飲まなくなったりするせいで泌尿器のトラブルを起こしてしまう危険があります。
また、屋外飼育しているワンちゃんには、室内飼育以上の注意が必要です。
「なんとなく元気がなく震えている」状態が、実は寒さのせいだけではなく、甲状腺の機能が低下する、ホルモンの病気などが隠れていることがあります。
これらの病気は、老齢になってから発症することが多いため、年を取ったせいだと飼い主さんが勘違いしがちなので、年齢のせいと自己判断をせずに病院に相談しましょう。
動物たちの立場になって、生活範囲は広く冷え対策をしてあげましょう。
PR